自然治癒力発毛理論/理学博士鶴巻成男
髪がどっとこむトップページ自然治癒力発毛理論第3章 毛髪の生成、成長を阻害する原因、要因B皮脂やフケの異常発生による脱毛


〜第3章 毛髪の生成、成長を阻害する原因、要因〜

(1)頭皮組織の機能障害  B皮脂やフケの異常発生による脱毛
B皮脂やフケの異常発生による脱毛
1.乾性のフケを伴う脱毛
通称、粃糠性脱毛症とも言われ、前頭部から天頂部、時には全頭に及び、頭皮の角質異常が起こり、乾燥性の細かいフケが発生し、そのフケが毛穴から毛包を埋め尽くす為に、毛髪の成長が妨げられ、毛髪が細くなってきます。
初期の症状としては痒みはなく、細かいフケの発生を見る程度で、進行すると徐々に痒みが強くなり、洗髪した後、頭皮が赤みを帯びてきます。
スコープで見ると毛幹の根元を取り囲むように、毛穴の開口部からフケが盛り上がって見えるのが特徴です。
原因としては副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の分泌異常、セレニウム、亜鉛、マグネシウム、ビタミンA、B群、C、E類の不足、ストレス等によって起こります。
近年は化学合成系の育毛剤や発毛剤、シャンプー等が原因で起こる事もあり、時には頭皮が赤みを帯びたり、進行すると頭皮が硬化してきます。
 2.脂性のフケを伴う脱毛
大きく分けると、単なる皮脂分泌過多症による毛包機能低下と、そこに雑菌が繁殖して起こる脂漏性皮膚炎によるものがあり、いづれも脂っこい、しっとりとしたフケを伴います。
皮脂分泌過多症によって起こる脱毛は、一般に脂漏性脱毛症とも呼ばれ、異常に分泌する皮脂が老廃物や雑菌等と混合し、固脂を形成し、毛穴の開口部から毛包を埋め尽くし、毛髪の生長を妨げるものと、皮脂腺から下降し、毛球に沈着し、過酸化した皮脂によって毛髪の生成と成長が阻害されるもので、痒みを伴い、頭皮全体が脂ぎっているのは初期症状で、進行すると脱毛して薄毛、禿になっている部分は逆に脂っこさがなくなってきます。
原因として、コーヒー、トウガラシ等の刺激物、豚肉や牛肉、鶏肉等の脂身、ココアやカシュー、ピーナッツ等のナッツ類、その他飽和脂肪酸系の食品の摂り過ぎやストレス、アドレナリン作用によっても起因し、性格的に気性の激しい人も誘発されます。
皮脂過多症になりやすい要因を持つ人が誘発しやすいのが、脂漏性皮膚炎です。
何の前触れもなく、前頭部から天頂部にかけて激しい痒みを伴い、脂性のフケが異常に発生し、洗髪すると頭皮が赤く見えます。
洗髪した翌日には再びフケと痒みが出てしまい、非常に治りにくい皮膚炎のひとつで、毛穴の開口部が赤く腫れて毛包まで炎症を起こし、化膿する場合もあります。
進行してくると症状が徐々に下降し、耳、額、顔面まで移動し、希にマユ毛までフケが発生し、その頃になると脱毛症状も重症になります。
男性ホルモン(テストステロン)の刺激で起こるとされる内因性のものと、皮脂過多症が原因で誘発され、雑菌が繁殖して起こるものがありますが、難治な脱毛症の部類になります。

3.薄皮が剥がれるようなフケを伴う脱毛
薬害から発生するものと、角質サイクルの歪みによって発生するものがあり、薬害によるものは肌に合わないパーマ液やヘアダイ液、その他化学薬品によるかぶれによって起こるもので、大きめのフケやカサブタ状のフケが出て頭皮が赤くなり、時には痛み、痒み、炎症を伴い、その部分の頭皮が薄くなったような状態になります。薬害が強い場合は、毛包や毛乳頭まで侵され、脱毛につながる場合もありますが、一過性のものが多く、肌に合わなかった薬物を中止すれば大半は自然治癒します。近年、薬害でなくとも同じような症状を呈して、脱毛を伴う場合がありますが、これは基底層から角質層に至る表皮への角化サイクルが、副腎皮質ホルモンの分泌異常、ストレス等により歪みを生じ、正常に角質化しないうちに表皮が落ちるのが原因です。

A皮脂過多症 C頭蓋骨の骨格に起因する脱毛

第3章 毛髪の生成、成長を阻害する原因、要因
脱毛の原因、要因
(1)頭皮組織の機能障害 @禿と遺伝
           〃      A皮脂過多症
           〃      B皮脂やフケの異常発生による脱毛
           〃      C頭蓋骨の骨格に起因する脱毛
           〃      D頭皮の過度な緊張による脱毛
           〃      E毛髪の固着力減退による脱毛
           〃      F頭皮温度の低下による脱毛
           〃      G雑菌の繁殖及び皮膚炎による脱毛
           〃      Hシャンプー剤による弊害
           〃      I5α−リダクターゼの過剰分泌による脱毛
           〃      J免疫機能の異常による脱毛
           〃      K「かつら」「増毛法」「植毛」が及ぼす脱毛【かつら】
           〃                 〃             【増毛法】
           〃                 〃             【植毛】
           〃                 〃             【心理的なマイナス要因】
(2)体内の生理機能の低下及び異常に起因する脱毛 @冷え、低体温
                  〃              A咀嚼不足
                  〃              B消化機能の不調
                  〃              C栄養の吸収力の低下
                  〃              D貧血 
                  〃              E肝機能障害
                  〃              F腎機能障害
                  〃              G便秘 
                  〃              H腎虚症 
(3)心と脳・神経にかかわる脱毛  @アドレナリン作用が毛髪の生成を阻害する
             〃        Aストレスが毛髪に与える影響
             〃        B強迫観念が脱毛を悪化させる
             〃        C闘争本能に起因する脱毛
             〃        D性生活の不満に起因する脱毛
             〃        E夫婦、家族内の不和に起因する脱毛
(4)環境に起因する脱毛 @無視できない気候による要因
         〃      A電磁波のもたらす影響 1.電磁波とは
         〃              〃       2.毛髪と電磁波
         〃              〃       3.発毛ドックにおける電磁波被害の症例
         〃      B加工食品  1.スナック菓子
         〃          〃    2.清涼飲料水、炭酸飲料水など
         〃          〃    3.ドリンク剤
         〃          〃    4.タバコ

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